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行進を振り返って(2011年)
七月三十日、命の行進団は無事、浄土ヶ浜へ到着いたしました。
今回の行進は大変な思いの荷を背負い歩いてまいりましたが、被災地の至る所で地元の方々がその家々の門口に立ち、合掌礼拝し、涙を流し、そして笑顔で我々を迎え、そして送ってくれました。
我々の体はたとえ疲労感をおぼえようとも、精神的にはこの美しき人々に支えられ、そして後押しされ、前へ前へ進んでまいりました。言わばこの行進は、我等の祈りと被災者の方々の祈りの力が原動力となって動かされていたように思われます。ひとまずこの行進は終結しましたが、明日からまた未だ山積みにされた問題に向かい歩んでまいります。
やがて長い冬が終わり、この東北の方々が雪の中から立ち上がったとき、世界は変わります。現代文明の過ちを軌道修正する運動は、この東北から始まるでしょう。
合掌
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